競輪選手の職場結婚事情。結婚しても旧姓でレースに出続ける妻の意外な理由

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バンクを疾走する競輪夫婦レーサー

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一昔前は「男たちの戦い」だった競輪。だが、ここ最近はガールズケイリンの躍進で、そのイメージが大きく変化してきた。女性レーサーの人数も増え、それに伴い最近では選手同士の結婚を見かけることもしばしば。どの業界でも夫婦で同じ仕事というのは決して珍しくないが、「夫婦で競輪選手」となると俄然興味が湧いてくる。  そこで今回は、競輪選手同士で結婚した、吉田将成さん(昨年引退)、小坂知子選手(現役)夫妻にその実態を聞いてみた。

選手同士が結婚したことで生まれた相乗効果とは

吉田さんのホームバンクが大垣、小坂さんが岐阜と、同じ岐阜県登録の選手だった二人は、30歳前後で知り合い、お互いお酒が大好きだったこともあり飲み仲間として意気投合したという。お互いが競輪選手であったことで、選手としての相乗効果は生まれたのだろうか。 ——お互い、競輪選手と結婚したことで自分にとってプラスになった点はありますか? 吉田:トレーニング内容に関しては嫁さんの方が詳しかったので、いろいろ教えてもらえたのは良かったですね。出会う前はあまりやっていなかったウエイトトレーニングなんかも始めましたし。 小坂:う~ん……なにかプラスになったことあったかな……(笑)。あっ、メカニックに関することは参考になりましたね。それまで、あまり自転車をイジったことがなかったので。その辺に関してはいろいろと教わりました。

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スポーツ

2023年05月06日

競輪選手の職場結婚事情。結婚しても旧姓でレースに出続ける妻の意外な理由

サ行桜井

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バンクを疾走する競輪夫婦レーサー

現役ガールズ競輪選手の小坂知子選手と、元競輪選手の吉田将成さん 
本人提供写真(※以下同)

 一昔前は「男たちの戦い」だった競輪。だが、ここ最近はガールズケイリンの躍進で、そのイメージが大きく変化してきた。女性レーサーの人数も増え、それに伴い最近では選手同士の結婚を見かけることもしばしば。どの業界でも夫婦で同じ仕事というのは決して珍しくないが、「夫婦で競輪選手」となると俄然興味が湧いてくる。  そこで今回は、競輪選手同士で結婚した、吉田将成さん(昨年引退)、小坂知子選手(現役)夫妻にその実態を聞いてみた。

選手同士が結婚したことで生まれた相乗効果とは

 吉田さんのホームバンクが大垣、小坂さんが岐阜と、同じ岐阜県登録の選手だった二人は、30歳前後で知り合い、お互いお酒が大好きだったこともあり飲み仲間として意気投合したという。お互いが競輪選手であったことで、選手としての相乗効果は生まれたのだろうか。 ——お互い、競輪選手と結婚したことで自分にとってプラスになった点はありますか?吉田:トレーニング内容に関しては嫁さんの方が詳しかったので、いろいろ教えてもらえたのは良かったですね。出会う前はあまりやっていなかったウエイトトレーニングなんかも始めましたし。 小坂:う~ん……なにかプラスになったことあったかな……(笑)。あっ、メカニックに関することは参考になりましたね。それまで、あまり自転車をイジったことがなかったので。その辺に関してはいろいろと教わりました。

小坂さんはご結婚された翌年に初優勝したんですよね。やはり、吉田さんのアドバイスが大きかったんじゃないですか?小坂:

それまであまりやっていなかった街道練習を取り入れたっていうのはありますね。練習の仕方に関してはよく言い合ってました。お互い足りない部分を助言する感じで。ときにはそれで揉めたりもしてましたよ。 吉田:揉めるというよりは、僕が一方的に言われるのがほとんどでしたけどね(笑)。お互い脚質が違っていたので、練習においても得意なことと苦手なことが逆だったんですよ。で、人間って自分の得意なことをやり続けるじゃないですか。だから、練習方法も違っていたんですよね。僕は街道ばかり、嫁さんはウエイトばかりやってて。それで「もう少し長い距離を乗った方がいいんじゃない」ってアドバイスしたこともありました。

結婚したあとも旧姓でレースに出続ける理由

小坂さんは結婚して苗字が「吉田」になったのだが、レースでは旧姓の「小坂」のまま参加している。これは特に珍しいことではなく、他の女子選手でも同じようにレースでは旧姓のままという人も結構いるのだ。理由は人それぞれだろうが、小坂さんにも意外な理由があった。

——小坂さんは結婚後もレースでは旧姓を使っていますが、何かこだわりがあったのでしょうか? 吉田:結婚する時に占い師に姓名判断をしてもらったんですが、嫁さんが「吉田知子」になると、とんでもなく強くなってしまうと言われたんです。 ——え!? ならいいじゃないですか。 小坂:そうなんですけど……なんか普通じゃないですか「吉田知子」って(笑)。それと、選手としては「小坂」のイメージの方が強いから、誰だかわからなくなってしまうのも……と思って変えてないんですよね。他の結婚したガールズ選手も、名前変えたことで以前のイメージと変わってしまうのが嫌で変えていない人は多いと思います。

一般的な夫婦とは異なる競輪夫婦の日常は

 毎日仕事があるわけではなく、収入も賞金次第で変動する競輪選手という職業。それを夫婦で行っていると、当然のことながら一般的な夫婦とは異なる面も多いはず。また、休みの日の過ごし方、共通の趣味などについても聞いてみた。

——プライベート面で「ここが一般的な夫婦とは違うな」と感じることはありますか?小坂:とにかく外食が多いですね。多少は経済的に余裕がある方だと思うので、何かにつけて飲みに行こう、ノドが渇いたから酒を飲みに行こうみたいな(笑)。 吉田:やっぱりお互い疲れているので飯を作るのが面倒になるのもあるんですが、確かにエンゲル係数は一般的な家庭よりも高かったですね。

——ちなみに、お酒以外でお二人共通の趣味はありますか?二人:…………(しばらく無言)。 吉田:あっ、野球観戦かな(笑)。特に高校野球。大阪なのですぐに行けるし。毎年必ず春と夏、どちらも行ってます。 小坂:私はどちらかと言うと連れていかれている側ですが、ビールを飲みつつガヤを飛ばしながら観てる感じですね。特に、夏の暑い日に飲むビールが美味しいんですよ~(笑)。

同時斡旋における夫婦関係

お互いが選手として活躍していると、当然、同じ開催に出場することもあり得る。男女混合で競うこともある競艇やオートとは違い、同じレースを走ることは決してないが、同じ開催に参加しているときは何か心境に変化があるものなのだろうか。

——お二人が同じ斡旋になったこともあると思いますが、そんなときはいつもより気合いが入るなど、心境の変化はありましたか? 吉田:結婚すると女の人って強くなるじゃないですか、家庭内で。だから、なんか顧問の先生が付いてきているみたいな感じになりましたね(笑)。それもあってか、僕は同じ斡旋だといつもよりピリっとしてましたよ。嫁さんよりも先に走ることが多かったので、ちょっとでもイイところを見せて、良いバトンをつなげられたらなと思って。 小坂:凡走したら私の説教が待ってるんでね(笑)。レースが終わった直後に「なんであそこ付いていかんかったんや!」とか、その場で言っちゃうんですよ。だから、同時斡旋だとフラストレーションを溜めずに済むので助かってます。

——では、同時斡旋だとやりにくいから、できれば避けたいなんてことはないんですね。 吉田:それはないですね。むしろ、遠出の同時斡旋があると、帰りに一緒にお酒を飲みに行けるので、それが楽しみの一つだったりします。以前、京王閣競輪で一緒だったときは、そのまま東京に泊まって飲んで、次の日にスカイツリーに登ったりしてました。

お互いを高め合い共に楽しむ理想の夫婦像

 話の端々で出てくる「お酒」。単なる呑兵衛夫婦かと思いきや、吉田さんが現役時代は、それぞれの足りない部分をお互いにカバーしながら選手としてのスキルを高めつつ、同じ斡旋のときは全力で一緒に楽しむ。まさに、競輪夫婦の理想形だったのではないだろうか。

 また、吉田さんが語っていたように、夫婦同時斡旋のときは心境的にも一味違って、特に気合いが入っている可能性もあるため、現役の夫婦選手に注目していれば、思わぬ高配当をゲットできる……かもしれない。

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