
武雄ミッドナイト競輪(FⅡ)「オッズパーク杯」が13日、開幕する。チャレンジ戦には119期のルーキーが4人登場。中でも、デビュー戦となる近藤翔馬(23=愛媛)は、卒業記念レースでのある〝事件〟で注目を集めた逸材だ。
目を疑う衝撃の光景だった。卒業記念の選手紹介では、北日本の選手から1人ずつ順番に自転車に乗ってバンクを1周、紹介のアナウンスとともにスタンドに向かって手を振るのが慣例になっている。だが、近藤は違った…。
4コーナーを通過して直線に向かうと突然、降車して自転車を担ぎながら走り出したではないか! 強烈なインパクトを残して話題をかっさらった。「実はあの後、教官に呼び出されて、めちゃくちゃ怒られました。怖かったです…。イケるかなと思ったんですけどねぇ」と当時を振り返って平謝りするが、今となってはいい思い出だろう。
目立つのはキャラだけではない。高校から自転車競技を始め、法政大学時代にはインカレで優勝と、自転車だけでなく華麗なるキャリアも引っ提げてプロの門を叩いた。
ルーキーシリーズから2か月を経て、今回が待望の本デビューに「ずっと空いてたので寂しかったし、まだ走ってないので実感が沸かない。ミッドナイトも初めてだし、宿舎での過ごし方とか、いろんなことを勉強していきたい。これからは、レースでアピールします!」と真面目な表情で決意表明した。
ちなみに、目標とする選手は近藤龍徳(30=愛知)。「カッコイイし、憧れです!」と、金髪でフェラーリを乗り回す、ド派手な「夜王」の名前を挙げるあたり、やはり生粋の目立ちたがり屋のようだ。
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