「今年が最後なんで」伊藤颯馬が点数を上げたい理由とは

広島競輪S級シリーズ(FⅠ)「第34回芸州鯉城賞」は3日に開催2日目を迎える。初日予選では地元の町田太我(20=広島)をはじめ若手が躍動。伊藤颯馬(22=沖縄)もダイナミックな仕掛けで予選を突破した。
初日10Rでは前受けから6番手に引くと、中団で車間を切りながらしきりにけん制する吉武信太朗(27=愛媛)の抵抗を乗り越え先行態勢に入る。「距離が長かったし、力勝負になってしまった」と、さすがに最後は失速したが、番手の合志正臣(43=熊本)の1着に貢献して、自身も3着に粘り込む奮闘を見せた。レース後、合志は伊藤にじっくりと組み立てをレクチャー。「105点の自力を持っているんだし、予選はどんな展開になっても勝てる。でも、記念の準決以降とか先を見据えれば、今のままのレースではダメ」と辛口のジャッジを与えるのは、伊藤の実力を認めているからこそだ。
伊藤には、明確な目標がある。「ヤンググランプリの選考順位で9番手か10番手あたりにいるので点数を上げたいんです。今年が最後なんで、出たいんですよね」と、目を輝かせる。選考期間の9月まで気の抜けない戦いは続くとはいえ、一走一走の積み重ねが重要になのは間違いない。まずは準決の壁を突破して点数の“貯金”をつくっておきたい。
2021年06月02日 広島競輪場 第43回芸州鯉城賞/スポニチ杯 10R
2021年06月02日 広島競輪場 第43回芸州鯉城賞/スポニチ杯 10R 着順
着 | 車番 | 選手名 | 年齢 | 府県 | 期別 | 級班 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B | 個人状況 |
1 | 2 | 合志 正臣 | 43 | 熊 本 | 81 | S2 | 11.8 | 差し | |||
2 | 4 | 吉武 信太朗 | 27 | 愛 媛 | 107 | S2 | 1/2車輪 | 11.7 | マーク | ||
3 | 5 | 伊藤 颯馬 | 22 | 沖 縄 | 115 | S2 | 1/2車身 | 12.0 | HB | ||
4 | 3 | 金子 真也 | 48 | 群 馬 | 69 | S1 | 2 車身 | 11.8 | |||
5 | 1 | 室井 竜二 | 50 | 徳 島 | 65 | S2 | 1/8車輪 | 11.9 | |||
6 | 7 | 大矢 崇弘 | 30 | 東 京 | 107 | S2 | 3/4車輪 | 11.8 | |||
7 | 6 | 守谷 陽介 | 41 | 岡 山 | 87 | S2 | 3 車身 | 11.9 |

コメントを残す