生死の渕を彷徨った大前寛則が復活

大前 寛則(オオマエ ヒロノリ)競輪選手
大前 寛則(オオマエ ヒロノリ)競輪選手

大前寛則は不屈の闘志で大ケガを克服

大前 寛則(オオマエ ヒロノリ)競輪選手

防府競輪(FⅠ)「九州スポーツ杯争奪戦」は18日に開幕する。ダービー組が顔をそろえるS級特選も注目だが、初日1Rに出走する大前寛則(54=岡山)の姿を、ぜひとも目に焼き付けてほしい。

 2019年4月20日、広島競輪場での出来事だった。最終2センターで前団が並走の形になった次の瞬間、前輪が壊れた大前は前のめりに落車。ただならぬ事態になろうことは容易に想像できたアクシデント、検車場に戦慄が走った。担架に乗せられ、鼻から血を噴き出しながらグッタリとして動かない…。頭がい骨骨折、くも膜下出血の診断。一命を取りとめたものの「2か月ぐらいは何も食べれなかった」状況で「お見舞いに来てくれた人の顔がみんな暗かったし、やさしくされて戸惑ったもん。こんなに大事にされたのは初めてかも」と笑い飛ばす。

5か月にわたる入院生活を終えると「1年ぐらいは自転車に乗らずにリハビリに充てて鍛えながら」復帰への青写真を描いた。「レースできる状態にならなければ手帳を返そう(引退)と思った」が「藤田(昌宏)君とか佐伯(亮輔)とかが誘ってくれて僕のことを考えて練習してくれたし、肉体的にはケガをする前よりもいいかも。ブランクがあるし、レース勘がどうかというのはあるが、個人的には楽しみ」とまで言ってのける。

 あれから2年。自らの命を奪いかけた自転車へ再びまたがり〝戦場〟へ戻る。「まだ僕は令和を知らないからね!」2021年5月18日、歩みを止めていた競輪人生が、再び動き始める。

2021年05月18日 防府競輪場 創刊55周年記念九スポ杯争奪戦 結果

1着:5番 加藤 健一
2着:2番 山内 大作
3着:4番 稲葉 一真
6着:大前 寛則

着順は残念でしたが、生死の渕から競輪場に帰ってきた闘志は今後に期待が持てる。

大前寛則(オオマエ ヒロノリ)競輪選手 プロフィール

大前 寛則(オオマエ ヒロノリ)競輪選手
氏名大前 寛則
フリガナオオマエ ヒロノリ
府県岡山県
生年月日1967/01/08
年齢54歳
性別
登録番号011416
期別57期
級班A級2班
級班所属日2021/01/01
次期級班A級2班
脚質
今期得点


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