新田康仁（にったやすひと）強い感情パワーで突き進む　和歌山競輪・Ｓ級シリーズ

和歌山競輪のＳ級シリーズ（ＦⅠ）が７日に開幕する。７ＲＳ級予選の新田康仁（４７＝静岡）は前場所の地元戦（伊東Ｓ級シリーズ）の話題に及ぶと思わず苦笑い。

　初日こそ同県の後輩、望月一成（２４）マークから突き抜け幸先いいスタートを切ったが、準決は渡辺雄太（２６）の番手を渡部幸訓（３７＝福島）に競られて４着。決勝進出を逃してしまった。「暗黙のルールっていうか。俺、地元に競ったことないんです。今、そういう考えってもうないのかな…」と冷静に話を進めるも、次第に熱を帯びていく。この話には伏線があったのだ。

「宇都宮ＧⅢ（３月・国際自転車トラック競技支援競輪）決勝の並び。あれは自分が竹内雄作（３３＝岐阜）の番手を主張できたんだけど、幸訓が『（点数で）番手を回っていいですか？』って。点数も無かったし、まあそこは譲った。そうしたら幸訓が優勝でしょ。あの時に『貸しイチ』って言っておいたんだ。それなのになぁ（苦笑）」。新田といえば南関地区に超が付くほど貢献してきた大スター。踏んだり蹴ったりの近況に愚痴のひとつも言いたくなる。

　７Ｒは近藤夏樹（３３＝千葉）マーク。強い感情をパワーに変えて猛然と突き進む。

新田康仁（にったやすひと）競輪選手　プロフィール

氏名	新田　康仁
フリガナ	ニツタ　ヤスヒト
府県	静岡県
生年月日	1974/03/08
年齢	47歳
性別	男
登録番号	012887
期別	74期
級班	Ｓ級１班
級班所属日	2021/01/01
次期級班	Ｓ級２班
脚質	両
今期得点	103.47