『2022KEIRINグランプリ』では古性優作と近畿ラインを組んだ脇本雄太が制し、史上最高額の年間3億円を達成。歴史に残るグランプリとなった。
グランプリ閉幕から1週間後となる2023年1月6日には、2022年を戦い抜いた選手たちの「賞金ランキング」が発表。本発表では年間獲得賞金のランキングとともに、2022年における選手たちの「平均取得額」に関するデータも公表されている。
この記事では競輪選手が1年に稼ぐ金額がどれくらいなのか、KEIRIN.jpによる発表をもとにご紹介していく。
目次
「賞金総額」及び「平均取得額」(級班別・2022年)
級班 | 在籍人数 | 賞金総額 | 平均取得額 |
SS | 9人 | 1,257,562,200円 | 139,729,133円 |
S1 | 211人 | 5,470,902,200円 | 25,928,446円 |
S2 | 463人 | 7,023,902,100円 | 15,170,414円 |
S級小計 | 683人 | 13,752,366,500円 | 20,135,236円 |
A1 | 499人 | 5,737,278,800円 | 11,497,552円 |
A2 | 529人 | 5,080,381,000円 | 9,603,744円 |
A3 | 481人 | 3,966,695,900円 | 8,246,769円 |
A級小計 | 1509人 | 14,784,355,700円 | 9,797,452円 |
L1 | 175人 | 1,474,802,400円 | 8,427,442円 |
合計 | 2367人 | 30,011,524,600円 | 12,679,140円 |
※在籍人数は2022年12月31日現在。SSの各金額も2022年12月31日時点の在籍者によるもの。
以上が2022年における各級班ごとの賞金総額と平均取得額。
『KEIRINグランプリ2022』に出場したS級S班9選手による平均取得額は、ダントツの1億円超え。
競輪界のトップとして2023年を走るS級S班は、グランプリを制し前人未到の「3億円」を突破した脇本雄太や、その他6人が「1億円」を達成する精鋭揃いとなった。

日本トラック競技ナショナルチームメンバーの寺崎浩平・山﨑賢人・小原佑太らが在籍するS級1班の平均取得額は約2600万円。
2022年より競輪デビューを果たした中野慎詞・太田海也や、世界選手権でスクラッチ銀メダルを獲得した窪木一茂などが在籍するS級2班の平均取得額は約1500万円となった。
その他1〜3班に分かれるA級の平均取得額は1000万円弱となっている。

一方、「L級1班」という単一の級班に175人の全選手が在籍しているガールズケイリンの賞金総額は1億5000万円弱。平均取得額は850万円弱となった。

2022年における班級別の平均取得額をご紹介してきた。年末の頂上決戦『KEIRINグランプリ2022』に出場した2023年のS級S班の平均は1億円超え。デビュー選手がまず在籍するA級3班では約820万円。そしてガールズ選手のL級1班は850万円弱となった。
では1億円以上を獲得する選手や、1000万円以上の賞金を獲得する選手は毎年それぞれ何人ぐらいいるのだろうか。Keirin.jpでは過去10年間における「賞金額別の人数」も公表している。以下の表でそのデータをまとめてみた。
賞金額別の人数表(過去10年間)
2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 | |
1億円以上 | 7 | 4 | 3 | 5 | 4 | 5 | 3 | 4 | 2 | 4 | 3 |
5千万円以上〜1億円未満 | 11 | 9 | 6 | 7 | 5 | 6 | 12 | 7 | 11 | 10 | 7 |
2千万円以上〜5千万円未満 | 195 | 136 | 77 | 118 | 121 | 114 | 105 | 102 | 112 | 113 | 97 |
1千万円以上〜2千万円未満 | 1126 | 726 | 504 | 722 | 590 | 583 | 566 | 574 | 594 | 592 | 651 |
計 | 1339人 | 875人 | 590人 | 852人 | 720人 | 708人 | 686人 | 687人 | 719人 | 719人 | 758人 |
登録選手数 | 2367人 | 2360人 | 2350人 | 2376人 | 2330人 | 2339人 | 2357人 | 2380人 | 2467人 | 2647人 | 2855人 |
「1億円」達成者が最多

特筆すべき点は、2022年の「1億円達成者数」が過去10年で最多であること。先述した通り、「3億円」を達成した脇本やその他6人の新S級S班選手が1億円を突破した。
半数以上が「1000万円」達成
そして「2千万円以上〜5千万円未満」と「1千万円以上〜2千万円未満」の選手数も2022年が過去10年間で最多になっていることがわかる。
特に1000万円以上を達成した人数は例年「登録選手数の3分の1」程度だったが、2022年では半数以上の選手が達成している。
増加傾向にあった前年の2021年よりもさらに約450人ほど上回り、2020年と比較すると2倍以上となっている。
「1000万円超え」の選手が増えているのはなぜ?
過去10年間で最多人数を記録した2022年の「1億円達成者」や「1千万円達成者」。ではなぜそうした高額賞金獲得選手が増加傾向にあるのだろうか。
1つの大きな要因に「賞金の増額」がある。同じグレードや開催でも2022年度では、前年度より増額された賞金とともに各レースが実施されてきた。
競輪が盛り上がっている証拠?
この賞金の額は、車券の売上によって算定されているもの(2022年度現在)。つまり、車券の売り上げが増えれば、各開催の賞金額も増えるということ。賞金の増額は、競輪が盛り上がっている1つの証拠であると言えるのだ。
そして2022年では、「130億円」の目標を達成したKEIRINグランプリシリーズをはじめ、全G1・G2開催での売上高が前年を上回り、競輪のますますの成長を裏付ける年となった。
プロスポーツで重要な「お金」
今後賞金の算定方法に変更がなされる可能性はあるが、「プロスポーツ」として重要な指標となる「お金」の面において、競輪選手という道がより魅力的な選択肢になることは大いに期待できる。
また賞金が選手のモチベーションの1つとなり、よりハイレベルな戦いが繰り広げられれば、より多くの注目を集め売り上げの成長も期待できる。そんな相乗効果を意識すると、競輪の新たな魅力を発見できるかもしれない。今後も車券とともに競輪を楽しんでいただきたい。
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