競輪選手の年収
(男子)平均年収:1200万円程度
(女子)平均年収:700万円程度
競輪選手の年収・収入源
競輪選手の収入は以下の4つに大きく分類できます。
①レースの賞金
②各種手当
③個人スポンサー収入
④その他(副業など)
この中で収入の柱となるのがレースの賞金と各種手当で、個人スポンサーや副業などについては関与していない選手がほとんどです。
それぞれの詳細を説明していきます。
①レースの賞金
グレード | 賞金 | |
---|---|---|
GP | KEIRINグランプリ 12月30日の1回開催 | 1億円 |
G1 | S級上位選手が参加可能 年6度開催 | 最高約6000万円 |
G2 | GI・GII開催は選考基準に基づいて 選出された選手のみ出場 | 最高約2000万円 |
G3 | 全S級選手による各競輪場の開設などを 記念して開催する競輪 | 180万円~300万円程度 |
F1 | S級選手とA級1班・2班の選手が 出走する開催 | 40万円~180万円程度 |
F2 | A級選手のみが出場できる | 30万円程度 |
競輪選手の年収はレースに出場、勝利した賞金が中心となります。
レースには上からGP、G1、G2、G3、F1、F2と6つのクラスが存在し、上のクラスになるほど賞金額が増加します。
特にS級選手が参加できるG3以上のレースからは下位ランクレースよりも賞金額が大幅に高くなります。
そのため、S級選手になれば獲得賞金が大きく増加することになり、平均獲得賞金額が1000万円を超えてきます。
ただし、S級選手になるには上位30%の枠に入る必要があり、相当の努力が求められます。
出走するだけで500万円は確定
レースで上位を取らなければ賞金がもらえないわけではなく、レースに出場すればクラスが低く最下位であっても最低でも3万円程度の賞金が支給されます。
更にそこから出場手当(3万円程度)など各種手当も支給されるため、年間30回程度が出場できていれば収入は500万円程度にはなります。
もちろん、負けが込んでしまうと登録抹消、引退に追い込まれますが、
現役として活躍している限りはサラリーマンの平均年収以上は稼ぐことができます。
2021年 KEIRINグランプリの賞金額
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 1億330万円 |
2着 | 21095万円 |
3着 | 1328万円 |
4着 | 896万円 |
5着 | 743万円 |
6着 | 645万円 |
7着 | 613万円 |
8着 | 590万円 |
9着 | 569万円 |
誘導 | 20万円 |
合計 | 1億7929万円 |
年末に開催される競輪界最高のレース「KEIRINグランプリ」の優勝賞金はなんと約1億円。
2位でも約2000万円、3位でも約1300万円が支給される規格外の賞金水準。
S級所属かつその年のG1優勝選手、獲得賞金上位9選手のみが出場できる、まさに最高の選手による最高のグランプリレースとなっています。
1着と2着の賞金差は約8000万円となり、この1レースを獲るだけでほぼ賞金王が確定します。
賞金の平均額
ランク(男子) | 人数 | 獲得賞金 | 割合 |
---|---|---|---|
S級S班 | 9 | 9903万円 | 0.4% |
S級1班 | 213 | 1860万円 | 9.4% |
S級2班 | 456 | 1095万円 | 20.3% |
A級1班 | 507 | 803万円 | 22.5% |
A級2班 | 539 | 668万円 | 23.9% |
A級3班 | 522 | 599万円 | 23% |
合計 | 2246 | 919万円 | 100% |
公式にランクごとの賞金の平均額が発表されています。
名実ともにトップ選手が集う「S級S班」の平均獲得賞金は約1億円と2246人中のトップ9にふさわしい獲得賞金となっています。
一番下のランクである「A級3班」であったとしても約600万円の賞金が獲得できます。
ランク(女子) | 人数 | 獲得賞金 | 割合 |
---|---|---|---|
L級1班 | 169 | 604万円 | 100% |
停滞気味のケイリン人気の起爆剤として女性だけの競輪「ガールズケイリン」も開催されています。
平均賞金額は604万円と一般女性の平均年収と比較すると、かなりの高収入が期待できます。
※女性の平均年収は約270万円 サラリーマン・一般の平均年収
ちなみに、、
競輪の賞金は基本的に現金で支給されます。
※振り込みにしてもらうことも可能
吉岡稔真選手や村上博幸選手など歴代のトップ選手になると、窓口で受け取った数千万円をボストンバッグやスーツケースに入れて、そのまま車で持ち帰ることもあったそうです。
②各種手当一覧
手当名 | 条件 | 金額 |
---|---|---|
参加競争手当 | レースに出場する | 5000円 |
正選手手当 | レースに出場する | 26000円 |
交通費 | 規定額 | |
モーニング競輪手当 | モーニング競輪出走 | 1000円 |
ナイター手当 | ナイター競輪に出走 | 3000円 |
ミッドナイト競輪手当 | ミッドナイト競輪出走 | 11000円 |
雨天敢闘賞 | 天候不良による特別出走 | 3000円 |
正月手当 | 正月出走 |
上記の他にも寒冷地手当など様々な細かい手当が支給されています。
先頭誘導員手当
競輪ではレース序盤に誘導員が審判の支持に従って選手を誘導します。
その誘導員は現役選手が努めており、レースのグレードに応じた先頭誘導員手当が支給されます。
・KEIRINグランプリ:20万円
・日本選手権競輪:17.7万円
・A級レース:7千円~
・L級レース:6千円~
誘導はトップレーサーが担当することは少なく、成績の芳しくない選手が請け負います。
また、「レースでは勝てない」と誘導員手当を収入の柱としている選手もいます。
③個人スポンサー
競輪ではユニフォームにスポンサー名を入れてレースに出場することが認められています。
人気選手であれば企業から個人スポンサーを受けることができます。
・自転車関連メーカーから現物支給を受ける
・着用ユニフォームにロゴを掲載する代わりにスポンサー料を受け取る
詳細な金額は選手それぞれですが、競輪選手の新たな収入源として注目されています。
名前 | 企業 |
---|---|
新田祐大(S級1班) | アンダーアーマー |
菊池竣太朗(S級2班) | チャリ・LOTO |
亀川史華(L級1班) | 九州テン |
④その他
本業である選手活動の他に、様々な副業に取り組む選手もいます。
中には本業よりも稼ぎが多い選手も。
テレビ・イベント出演
テレビ番組やイベントなどで幅広く競輪のPR活動を行います。
また、勝負論など厳しい世界で生きる競輪選手だからこそ知り得た秘訣など、ビジネスセミナー講師として招聘されることもあります。
飲食店経営
副業として多いのが、飲食店経営。
オーナーとしての知名度を活かしながら、本業以上に経営に精を出す選手も少なくありません。
俳優業
現役で活躍しながら俳優業にチャレンジしている選手もいます。
A級1班に所属する鈴木輝大選手(113期)はイケメン選手として人気があり、「東京タラレバ娘2020」や「ルパンの娘2」に出演、スポーツ番組「SASUKE」にチャレンジするなど幅広く芸能界で活躍しています。
競輪選手の平均年収
年 | 年収 |
---|---|
2020年 | 893万円 |
2019年 | 1075万円 |
2018年 | 1018万円 |
2017年 | 1014万円 |
2016年 | 991万円 |
2015年 | 993万円 |
2014年 | 1001万円 |
2013年 | 986万円 |
総賞金額から各種手当も含めた競輪選手の年収を算出しました。
平均年収は概ね1000万円程度で推移しており、極めて高収入な状況が確認できます。
また、このデータは賞金の低い女子の数字も含まれており、男女それぞれで計算すると男子が平均年収1200万円程度、女子が平均年収700万円程度になると予想されます。
2020年に年収額が大きく減少していますが、コロナウイルスの影響が大きいと思われます。
競輪選手の生涯賃金
競輪選手の引退平均年齢は44歳です。
20代でデビューして約20年間現役で活躍。
平均年収が1000万円~1200万円とすると、競輪選手の平均生涯賃金は概ね2億円~3億円程度になります。
生涯獲得賞金ランキング
1位 神山雄一郎選手 約28億4000万円
2位 山田裕仁選手 約19億2000万円
3位 村上義弘選手 約18億円
4位 滝澤正光選手 約17億9000万円
5位 小橋正義選手 約17億万円
1位は競輪界の伝説「神山雄一郎」選手の28億円。
2位の山田選手と約10億円の差があることからもわかるように、この数字は常にビッグレースで優勝争いを続けていなければ出せない記録です。
ランキングの上位は一時代を築いた「バケモノ」ばかりですが、このクラスまでいかなくても上位30%が所属するS級で永く活躍できる選手なら、生涯獲得賞金は軽く3億円を超えてきます。
収入は低下傾向に
売上減少に伴い、選手の年収も低下傾向
年 | 売上 |
---|---|
2020年 | 7499億円 |
2019年 | 6604億円 |
2018年 | 6541億円 |
・・・ | ・・・ |
2000年 | 1兆2371億円 |
2000年頃には1兆2000億円を超えていた売上が、2020年現在では7500億円にまで減少。
売上の減少とともに選手への賞金還元も低下し、選手の収入は年々減額されています。
退職金と年金制度
以前は、選手を引退する際には2000万円の退職金と年120万円の年金が15年間支払われる制度が採用されていました。
※20年以上の実績が必要
しかし、競輪の売上減少の影響で選手の獲得賞金も減少した結果、現在では年金制度は支給停止となり、退職金も20%カットになっています。
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