「地区」とは、競輪選手の所属地域を区分けしたもの。
選手たちは地区をベースに「ライン」と呼ばれるチームを組んで走るため、
これを理解することが競輪観戦に大きく役立つ。
しかしながら、
この「地区」は一般的な日本の地域区分と異なる部分があるからややこしい。
「静岡は・・・東海?」のような疑問を浮かべてしまう人もいるだろう。
そこで「地区」の基本をご紹介する。
目次
競輪の地区区分
地区は大きく分けて8つ、出走のメンバーによっては、
「関東が5人いるから、今回は2チームに分かれよう」
「中国・四国で連携しよう」
のような場面も。
ラインの組み方はバリエーションがあるが、
「同じ競輪場の仲間>同じ県>同じ地区>隣接地区」
の順で絆が強いとされている。
地区名 | 競輪場 |
---|---|
北日本 | 函館 青森 いわき平 |
関東 | 取手 宇都宮 前橋 大宮・西武園 京王閣・立川 弥彦 |
南関東 | 松戸・千葉 川崎・平塚・小田原 伊東・静岡 |
中部 | 名古屋・豊橋 岐阜・大垣 松阪・四日市 富山 |
近畿 | 福井 向日町 奈良 和歌山 岸和田 |
中国 | 玉野 広島 防府 |
四国 | 高松 小松島 高知 松山 |
九州 | 小倉・久留米 武雄 佐世保 別府 熊本 |
【競輪地区】でどんな戦い方をするのか!
ラインは基本的には2〜4人で構成され、普段から同じ競輪場で練習している同郷の仲間と組む事が多い。
ラインの順番は先頭で風除けとなる選手が先行/捲りであり、その後ろに位置する選手達が追い込みである。先頭は一番風の抵抗が大きい若手選手、真ん中にその先輩やベテラン選手、後方に中堅クラスの選手の順で隊列を組み、後方から追い上げてくる相手のラインをブロックしたり、良いラインをキープする為に肘をぶつけ合いながらの位置取り争いが繰り広げられる。
選手の脚質や調子、そして構成されるラインをあらかじめ理解してからレース展開を予想すれば車券で大当たりを勝ち取る事も夢ではない。

2020年の旬顔・中国ゴールデンコンビ

2020年2月11日(火・祝)に行われた読売新聞社杯全日本選抜競輪(GⅠ)決勝戦。2020年最初のGⅠグランプリは清水裕友が制した。清水は年末に行われる『KEIRINグランプリ2020』へ出場権獲得の一番手であり、これが自身初GⅠ優勝。
2020年2月の『全日本選抜競輪(GⅠ)』では、中国地区の清水裕友・松浦悠士 両選手が共闘。
レースでは最終周回から先頭になった松浦が空気抵抗を受け、その番手の清水が捲って勝利。
清水の初のGⅠタイトルとなった。
- 2019年11月『競輪祭(GⅠ)』
- 2020年3月『ウィナーズカップ(GⅡ)』
- 2020年5月『全プロ選手権自転車競技大会記念競輪(FⅡ)』
- 2020年6月『中野カップレース(GⅢ)』
このコンビは毎回連携の上どちらか一方が優勝している。目が離せないコンビ。
福島連携のKEIRINグランプリ2019

2019年12月30日(月)に立川競輪場で開催された賞金1億円と競輪界No.1をかけた戦い『KEIRINグランプリ2019』で、佐藤慎太郎が1着となり、史上最年長での優勝を果たした。賞金1億340万円(副賞含む)を獲得、年間獲得賞金1億8873万3400円とし、自身初の賞金王にも輝いた。2着は3番車・脇本雄太、3着は8番車・平原康多。佐藤とラインを組んだ新田祐大は4着。
地区とは少し異なるが、
同県・福島ラインでの連携により勝利したレースが『KEIRINグランプリ2019』である。
発走直後に佐藤慎太郎が先頭誘導員の後ろを取り、
佐藤が場所取りをしたところに新田祐大が入って、
新田-佐藤のラインが作られた。
結果は最終ストレートで一気に追い上げた佐藤が優勝。
レース終了後のインタビューで佐藤は、
「新田を信頼して、ただそこに付いていった」と話し、
また佐藤の優勝を自分のことのように喜ぶ新田の姿が印象的なレースだった。
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